運動の美容効果と続けるためのコツ

運動はダイエットだけではなく、お肌の調子をあげること、お通じをよくすること、ストレスの解消、むくみの解消、だるさの軽減など、様々な良い効果があります。とはいえ、なかなか運動習慣が身につかないという方や、どのくらいの運動量をしたらいのか、何の運動をしたらいいのかわからない方へ向けて、運動の美容効果と適切な運動習慣をご紹介します。

運動の美容効果

運動はした方がいいのはわかってはいるけど、なかなか続かない…という経験はありませんか?または、普段忙しく仕事をして、休日は友達や家族とゆっくり過ごしたいのに、ジムに行ったり、ランニングしたりなど運動をする時間なんて取れない!という方も多いかと思います。

とはいえ「いつかやろう」と運動を後回しにするのは勿体ない!なぜなら運動には、美容や健康に役立つ様々な効果があるからです。脂肪を燃焼させて、ダイエットに汗でデトックスさせ、肌のハリ・ツヤUPにホルモン分泌を整え、ストレスの解消に睡眠の質を改善し、ぐっすりとした眠りにリンパを流してむくみの解消に適度な運動をすることによって、こうした効果が実感できることも多くなるはず。

反対に、運動をしない座りっぱなしの生活は、「喫煙よりも寿命を縮める」という研究結果も出ています。社会人になると仕事や遊びにおいても、なかなか運動をする機会が減ってしまいがちなので、20~30代のうちに運動習慣を身につけておくことが、今後ずっと健康で美しくいるためにも重要になってきますよね。

運動によるデトックス

運動によってカラダにうれしい効果がある理由に、運動することでかく「汗」が一つのポイントとなります。

カラダは、常に細胞の新陳代謝が起こり、その過程で発生した老廃物はカラダにどんどん溜まっていきます。ダイエットにも、美肌にも、そうした老廃物をしっかりと「デトックス」し、カラダの外に出していくことが重要になります。老廃物をカラダの外に出す方法は、「汗をかく」もしくはお小水や便による「排泄」です。

便秘が続いたり汗が出にくかったりすると、体の老廃物が外に出ずに、代謝が落ち、お肌がくすんでハリ・ツヤがなくなってしまったり、体調がすぐれなかったり、太りやすい体質になってしまったりします。カラダの中の老廃物をしっかりと定期的に出していくためにも、じんわりと汗をかくくらいの運動をすることが大切です。

デトックスという観点であれば、じんわりと汗をかくくらいの入浴を毎日心がけていくことでも代謝が整ってくるといわれています。また、運動で筋肉が動くことにより、リンパが流れ、リンパに乗って老廃物が流れていくという効果もあります。これによって、むくみの解消になるのも嬉しい効果です。血液は心臓のポンプ機能によって流れていきますが、リンパは筋肉を動かすこと、つまり運動することによってしか流すことはできません。

日ごろからしっかりと水分補給をして、筋肉を動かし、汗やお小水として老廃物をしっかりとデトックスをしていくことを意識していきましょう!

運動による成長ホルモンの分泌

運動によるもう一つの効果は、筋肉や骨に刺激が入ることにより、体の中の成長ホルモンの分泌が促されることです。成長ホルモンは、子どもの頃は、身長を伸ばしたり、筋肉を作って成長をするために盛んに分泌されますが、大人になると分泌量が急激に減ってしまいます。

しかし、この成長ホルモンは、大人になっても脂肪や、糖質や、たんぱく質の分解をしてエネルギーを作り出す”代謝”のために必要となるホルモンなので、分泌量が減るとカラダに様々な不調が出てきます。例えば、成長ホルモンが少なくなると、皮膚の汗腺にある受け皿に成長ホルモンがたどり着かなくなってしまうことで、発汗がされず、お肌は薄くなり、乾燥してしまいます。その他にも、成長ンホルモンが少ないと骨が弱くなったり、筋肉量が低下して疲れやすくなったり、代謝が下がって太りやすくなったりします。

また、身体的な影響だけではなく、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったり、悲しくなったりするなどの精神面でも影響があるといわれています。運動をすることによる鬱の改善やストレス解消効果は研究でも証明されています。積極的に運動をすることによって成長ホルモンの分泌をしっかりと整え、潤いのあるキレイな肌や、気分のよい毎日を手に入れていきましょう!

太りにくい体質へ

運動をすることによって得られる効果として、最も有名なのはダイエット効果です。ランニングやウォーキングなどの軽めの運動も、少し息があがり、じんわり汗ばむくらいの強度で運動をすると、カラダは糖質や、体内の脂肪を燃やしてエネルギー源を作り出します。糖質量をコントロールしながら、しっかりと有酸素運動をすることで、カラダの脂肪が燃えてダイエットや減量に成功することができるのです。

反対に、体に入った糖質は、まずはエネルギー源として使われますが、余った分は筋肉の中にグリコーゲンとして蓄えられます。それでも余ると脂肪として蓄えられてしまいます。これが「太る」という現象です。筋肉量が増えれば、それだけ蓄えられるグリコーゲンの量も多くなります。また、筋肉が消費するエネルギーも増えて代謝も増えるため、たくさん食べても太りにくい体質というのを目指していくことが可能です。

運動を続けるために大切なコト

運動には様々なカラダにうれしい効果があることはお伝えしてきましたが、いざやろうとおもってもなかなか続かなかったり、ちょうどよい量の運動量がわからなかったりしますよね。

運動を続けるために大切なコトは、自分のペースで無理せず続けることをまずは目標にすることが大切です。日ごろからできる運動としては、生活活動量(歩数)を伸ばす意識がおすすめです。普段から、ちょっとした距離でもタクシーやエスカレーターに乗ってしまいがちですが、できるだけ意識して歩くことによって、体の中でも一番大きい筋肉が多い足腰を動かすことができます。

春や秋など気持ちの良い季節では、通勤で最寄り駅より1駅前で降りて、散歩をしながら帰るというのもいいかもしれません。そもそも人間は昔から、今よりも、もっと歩く生活を前提として発達してきました。

しかし、文明が発展した結果、今では歩く距離が少ない生活様式を送る人が大半となりましたが、カラダはそうした文明の進化についていけていないのです。人間のカラダは運動をしなれば正しく機能しないようにできていると言っても過言ではありません。理想を言えば、日々1万歩くらいは歩けるとよいです。

または、毎日運動する!という目標を立てるのではなく、週に2回程度から15分~30分のランニングから始めるのも続けやすい方法です。たった15分でも、気持ちよくジョギングすれば2キロ~3キロは走ることができます。時間や体力に負荷をかけすぎず、無理せず続けられる頻度の運動にしてみましょう。あるいは、ご家族やご友人と約束するというのも有効です。自分一人ではなかなか億劫になってしまっても、誰か約束相手がいることで頑張れることもあります。

ランニングを一緒にする約束をするでも良いですし、テニスやゴルフなど仲間で楽しめるスポーツを趣味として楽しみながらするのも続ける理由になりそうです。運動をする習慣は、年齢にかかわらず、今から生涯にわたりつけておきたい習慣です。ぜひ続けられそうなことを選んで、定期的に体を動かしていきましょう。

  • コメント: 0
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。